今日は髪をきりました。学生時代からの友達がスタイリストをしているので、ほぼ1ヶ月ごとにきれいにしてもらっています。ポイントと要望を簡単に伝えると、思った通りにかっこよくしてくれます。お客の要望は聞くけど、彼なりのスタイル・その人に似合うと思う形を思いっきり表現する人。私もはじめに行ったとき、長さを変えずにボリュームおとして・・・と言ったら、それはそれはばっさりのプチウルフに変身させていただきました、はい。
その人なりのスタイル、センスを持ってる人と話すのは面白いし、楽ですね。どうしても自分の尺度に閉じこもりがちのスタイル(殻)を破るには、自分のセンスを貫いて提言をくれる人のほうが、私にはいいみたいです。自分のスタイルを持つ、それを周囲に自信を持って提示していくというのは、誰でも出来ることじゃないですよね。 私のイメージやスタイルをいい意味で変えていくには、独自の感性で提言をしてくれる人と思う存分ディスカッションしたほうがいいんだろうなぁ、と。
Keigo, maniatis Paris Omotesando
私が勝手にカリスマと呼ぶ、スタイリストKeigo。大学時代にアルバイトが一緒で、卒業後ちょこっと日本でサラリーマンをやって、その後フランスに3年間スタイリストとしての修行に。
フランスでの修行の話がまたおもしろくて、いきなりカットモデルを切っていくんだそうです。日本のサロンでよく見かけるような、ブキミな頭部のマネキンはなし。ただで切ってあげるんだから、どんな風にされても文句は言わせない(と言ってもちゃんとスタイルは考えて似合うように切ってあげてる)、というのがフランスのやり方なんだそうで。中にはここまで前髪を切られたことがないと言って、泣きだすカットモデルもいたとか。でも「ほっときなさい(Keigoの師匠談)」。
日本だと、「練習に髪を切らせていただけませんか?もちろんタダでいいですから」っていう感覚ですよね。実験台とみるのか、プロとしての仕事の一部に見るのかの違いですね、これは。
彼はそこでのカット経験で、今のスタイルと技術と自信を身につけたといいます。何百人・何千人というパリジェンヌを切ってきた実績と、元から持っているモードな感性で(バイトのときもおしゃれだったからねー)Keigoのスタイルを形作るのはそう時間がかからなかったのではないでしょうか。
そうやっていきなり実践を積み重ねることで、3年間の修行でスタイリストになって帰ってきたKeigo。おまけにmaniatisのエフィラージュカットのエバンジェリストでもあります。いいんだな、このカットが。
今日も素敵にしていただきました。ありがとう。私の wonderful friends の一人です。
本日の作品(切った感じ)はじかに見ていただくということで。
こんにちわ,始めまして。
こちらはマニアティス・パリの本部です。
なにやら嬉しい本文を読ませて頂きました。
keigoは変わった奴かも知れませんが,これからもよろしくお願いいたします。
おおっ? パリ本部?はじめまして。
実は昨日もまた切ってもらったんですが、
Keigoさんの頭の中に、出来上がり予想図(設計図)が
しっかり出来上がっていて、すっかりおまかせです。
私の抽象的な注文もうまく取り入れてもらいながら。
変わった奴というより、自分の軸をしっかりもっている人。
(全然変わってないですよ)
パリのお店、見てみたいなあ。
Posted by: mica on Wed. September 11, 2002 23:58