人と会うことは、その人の時間をもらっていること -- とても当たり前のことが、最近ミョーに気になっています。
人の時間をもらっていると言うことも出来るし、奪っているということもできる。これって実はすごいことで、30分でも1時間でも食事をしたり、遊んだり、真剣な話をしたり、その人の限りのある時間の一部を私のために切り取ってくれているわけです。社会人になりたての頃に、人事部長からアドバイスを受け、気に留めていたのですが、最近はどうも自分思考になっていて、このことを忘れかけていたのでしょう。
最近特に、相手と私の共有する時間について深く考える出来事が続いたので、新鮮な話題じゃありませんが、メモ的に書いています。
とかく自分の時間をどう使うか、ということに神経を集中させてしまいがちですが、自分の時間は自分でやりくりすればいい話。時間の中に自分以外の他人が入ってきたとき（生活のほぼ大多数の時間がそれに該当すると思う）、実は相手が自分のためにどれだけの時間を切り取って、与えようとしてくれているのかを考えることが重要だと思うのです。他人の時間を奪う目的と重みと双方にとっての意味を考えることで、相手と自分にとっての時間の価値が一体どのくらいなのか判断しようとする。
単純に人と会うことが、感情や興味だけで決められていた時よりも、こう考えることで相手も自分も大切にすることが出来るように思います。友達でも、知り合いでも、仕事でも。
お互いの貴重な時間を相互に与えている/奪っているからには、お互いにとってhappyで何らかの価値があるのがもっとも幸せ。何のために、何をするのか、こんなことプライベートで考えるってちょっとつまらないかもしれないけど、やっぱり時間は有限。学生のときみたいに「お金はないけど、暇な時間ならいくらでもある」という状況じゃない大人としては、自分だけではなくて他の人の時間を大切にするっていうことをまず考えたいですよね。どう思いますか。
様々なシーンにおいて価値観が異なり感情のぶつかり合いになることは多々あります。男だろうが女だろうが、社会人ならば社会的責任を持つ立派な成人です。自己主張がなさすぎるのも困ったものですが、強すぎても困ったものですよね。
”時間”というテーマですが、ようは”心（気持ち）”のことではないでしょうか。
僕は基本的にゆっくりなので、相手の時間を長くとってしまいがちですが、、
僕が人に時間をあげる時は、その「必要性」を結構考えています。いまこれだけの時間をあげるということが「相手にとって必要か」ということを。「自分にとって」ではなくてね。
ま、基本的には時間をあげるんだけど、時間をあまりあげない方が「相手によって良い」と思う時や、もう一度出直してもらう方が「相手によって良い」と思う時は、あまり時間をあげません。
もちろん時間を贅沢に使いたい時や、贅沢に使うべきと思う時は贅沢に使います。仕事ではそれは許されないけどね。
Posted by: momo on Sat. September 14, 2002 23:06時間を意識することは大事ですね。僕は自分の時間をかなり大事にします。それだけに人と会話するときは、話を聞きながら要点をまとめ、的確な回答をすることを心がけています。過ぎた時間は取り返せないですからね。
Posted by: hiro on Sat. September 14, 2002 23:06Mica,本を読んでいますか？ 人とCommunicateすることは非常に重要な役割ですが、体系立てて話せる人（訓練されている人）は、非常に少ないのが現状です。この話題を体系立てて訓練するには、まず "COVEYの７つの習慣" を読むことをお勧めします。特に時間の使い方と情報のまとめかたについては一考させられる筈です。この書物は、Micaが社会人に成り立てのころに発行されて様々な企業で読本的に利用されたものです。まだ、そのころはコーチングなどという商業的なエッセンスの入った言葉は存在していませんでしたが、その元ネタの試行錯誤の結果が、ＨＲ(ヒューマン・リソース）系ビジネスになっていたりします。有名な書物や学術発表は、その後、数年間でビジネス・モデルとして登場することが多く存在しますので、是非この手の読書を継続されることをお勧めします。
Posted by: martha_arai on Sat. September 14, 2002 23:06