さく〜らや〜♪ とはいかない、ファーストフード価格戦争のニュースを少し。
少し前の話になってしまいますが、9/17(火)からロッテリアが「キッカリモーニング」なる朝メニューをはじめました。なんと税込み300円ー450円という驚異のセットメニュー。内容もハンバーガーだけではなく、イタリアンホットサンドやハムエッグサンドなどバリエーションも7種類あります。まあ朝からフライドポテトを食べるかという素朴な疑問もありますが、若い人にはかなりうけると思われます。原宿ラフォーレ交差点にあるロッテリアの売上がどうなっているのか気になるところです。
日経プレスリリースの記事
この値段で利益ってどのくらい上がっているんでしょうか。300円です、300円。材料費、調理光熱費、備品代(って言うのでしょうか)、人件費・・・ ほんとにどうなっているか知りたいです。知っている人いたら教えてください。(^^)
マクドナルドが値段を元に戻せなかった理由も、平日半額がなくなった為に売上が落ち込んでしまったからです。常識を覆すような低価格に慣れ、その価格で提供される食品の質に慣れてしまった消費者が、ファーストフードに500円以上払う時代はもう来ない気もしてきます。牛丼も230円になってしまいましたからね。
そうなると、量を売るという勝負はまだ終わらないわけで、ファーストフードの生き残りはどこに突破口を見出すのでしょうか。
より資本と店舗網が巨大なマクドナルドの事例で、ロッテリアと直接比較できないかもしれませんが、日経 BizTech の記事によると、
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/biz/196938
ハンバーガー40円、ポテト15円、炭酸飲料15円、しめて70円(!)が食材部分の原価の様です。その他の人件費や光熱費、宣伝など考えると、利益はこれだけではそれでも出ないのかもしれないですが、他の単品メニューなど収益率の高いメニューでなんとかしのいでいるのでしょうね。それにしても、この業界も厳しくなっています。
一方、原材料費ではなくて株価の話に転じてしまいますが、今朝の日経記事でIT 業界に目を向けると、2000年のバブル時から、ソニーやドコモの株価は7割下落、富士通に至っては9割下落という厳しい現実もあります。ハイテク不況は市場全体に不況の圧力を加えている様で、IT が下がってめぐりめぐってハンバーガーの価格下落、という、一見因果関係が無い様なものが市場では連鎖的につながっている部分もあるのでしょう。後半はかなり強引な説明になってしまいましたが。
Posted by: digitalbear on Wed. September 25, 2002 1:27