Lawrence Lessig 教授の講演に行ってきました。
Lessig先生は、スタンフォード大学法学部教授で、サイバースペースにおける法律に精通してる。
ちなみに彼のblogの日本語訳版はこちら。CNETがやってる。
プレゼンテーションのタイトルは、”free culture”。
ネットの登場によって、コンテンツの複製・流通をますます規制する方向に向かっている法制度について疑問を投げかけ、新しいもの(技術)の登場には、法が変化する事によって対応する必要があるとLessig先生は訴えている。
創造性(creativity)を失うような法基盤を作るべきではなく、逆にcreativityを高め、促進するような仕組みにするべきで、縛りつけるだけの枠組みはいらない。
Creative Commons の主催者でもあります。
著作権という堅い・難しい内容なんだけど、とても平易に話してくれてわかりやすかった。
それにプレゼンテーションが上手。ああいうプレゼンテーション資料、はじめて。(どういうものかは、私に直接聞いて)
表現という点でも、かなり参考になってしまいました。
この会は、日経デジタルコアが主催。
今週をレッシグたんウィークと呼ぶ人も多かったですよ(笑) 私も日経デジタルコアの方も誘われてたんですが、その前のミーティングが延びて行けなくなってしまいました。ていっても、私は12月2日のGlocomフォーラムも昼・夜とも行きましたが。
Larry (Lesssig)のプレゼンテーションはもう4回見ましたがカッコいいでしょ。アメリカのあるコンファレンスに行ったときは会場から「私にそのスライドのコピーください」という人が出たくらいです。イギリスのOxford 大学で喋ったときも、みんなスライドと話のスタイルに感心してましたね。
ちなみにその延びたミーティングていうのは、3日の午後にCreative Commonsから来てる3人、LarryとGlennとNeeruにしたインターネットマガジン用のインタビューがあって、その反省会+作戦会議でした。このインタビュー、かのバーチャルネット法律娘 真紀奈17歳がインタビューしたんですね。(ちょっとリークか? まだ秘密だから絶対誰にもしゃべっちゃダメよ) 請うご期待かも。
ちなみにLarryのいるStanford法学部では3月に「Securing Privacy in the Internet Age」ていうシンポジウムがあります。興味あったらぜひ行きましょうー。
http://cyberlaw.stanford.edu/privacysymposium/