4 10, 2004
イラクで人質にとられた日本人: 放送されない真実

昨日からイラクで人質にとられた日本人3名の方のニュースが日本を駆け巡ってる。
カナダでも拘束された人がいることを認めているみたいで、かなりよろしくない状態のようです。

連日どの新聞、ニュースでも、人質に取られた日本人を映し出す映像を映していたけど、実は放映されていない部分があるみたい。(追記 1:56: TBSでは、下記の映像の一部が放映されたみたい)

B-log Cabin TP (Minami-san)
イラクでの日本人人質事件 : 国内テレビの未放映部分

人質への配慮や、国としての今後の対応への配慮等もあって昨晩のニュース映像からは削除されていたのだと思うのだが、結局こうしてネット経由で映像は入って来る。 <中略>
人命がかかっている今、Priority の低い議論を行っている時間は無い。国際的な協力も得た上で、救出方法を多方面から考えねばならない。
1) Real Playerはこちら 2)Windows Media はこちら

メディアは常に、自分たちの都合のいいもの、ほしい映像、ストーリーにあったものしか報道しない。こういう映像が結局はネットを介して、また個人のWeblogが増えている今では、こうしたサイトであっという間に伝達されてしまう。
ご家族の感情など配慮が必要な点があることは重々承知しているので、何もかも真実を流すのがいいとは思わないけど、この事態に直面して「決断」をしなければならない政府/小泉さんは、この現実を直視して、何が一番重要なのかを認識してほしいなって思う。
(すさまじい恐怖の中におかれているかと思うと、この映像2回は見れない ... 早く助けてあげてほしい)

Joi はロイターからの引用をblogしてる。


Joi Ito's Web
Japanese hostages threatened with cannibalism in Iraq

The Japanese news has been suppressing the more vivid videos of the hostage situation in Iraq and continue the "we are not pulling out" line. One piece of news that even the West seems to be suppressing is that the Japanese hostages are being threatened with cannibalism.
Most reports are saying "killed" or "burned alive".

ロイターの記事はこっち。

”もし退去しない場合は、生きたまま焼いて、兵士の食料にするんだ("will burn them alive and feed them to the fighters") ”と、彼らは言っている、と。 feed って・・・。
日本のメディアが出す情報は、フィルタリングされてるとJoiは指摘してた。こういう真実を、blogして知らせてくれとも。

今日の朝の報道では「退去はしない」と小泉さん言ってたけど、そんなばかな決断、この映像見て下すわけないよね。 (と、思いたい)
どうして日本がイラクまで行って、望まれてるのか望まれてないのかわからない復興を手伝わなくちゃいけないのか、おまけに民間人を拘束される事態を引き起こしているのに、退去はしないとか強硬な立場が取れるのか全然わからない。
大切なのは、強国に対する貢献ですか?
それとも、本質を見極めて発言/行動する勇気ですか、どっちです、小泉さん。


Posted by mica at 土. 4 10, 2004 1:26 | Comments (5) | TrackBack (5)
Comments

micaさん。
お久しぶり(昨年7月のBBQぶり?)です。
コドモは元気に育っています。今7ヶ月です。

またこれを書いてからmicaさんの考えも変化しているかもしれないけど、ちょっと書かせてください。
私は政府の対応は間違っていないと思います。
家族としては署名活動したりというのは、気持ちは解りますが、、

脅しに屈したら、武装勢力側が誘拐が有効な手段と認識して、
また新たな被害者が出るだけです。
また日本が強硬な態度に出ているからこそ
武装勢力も「民間人を拉致しても意味はない」という意見も
出始めているのでしょう。

日本がイラク派遣した本質は「強国に対する貢献」ではなく
「国連決議に基づく人道支援」です。
それが内外にまだ伝わっていないのでしょう。
自衛隊が撤退したら結局困る人も出る。
イラクの罪のない民衆です。じゃあ彼らはこのままでいいのか。
日本人が無事ならそれでいいのか。という議論に戻ってしまいます。

情報は隠蔽されてるのは確かに腹立たしくも思いました。
ですが、すべての情報が流れたら、逆に危険なこともあるので
情報操作が一概にすべて悪いとは言い切れないと思います。

Posted by: アヤ on 土. 4 10, 2004 1:26

今回の人質事件、彼らの狂言の疑いが出てきてます。
彼らの素性、声明文の出所・作成方法、声明文の論旨のおかしさなどなど・・・。

この件の動向に関しては注意が必要です。
念のためポストしました。

Posted by: kobayashi on 土. 4 10, 2004 1:26

ファルージャで拘束された人質が開放されたとのこと、ホッとした。

micaさんのBlogにコメントしようと思いながらも、できなかった自分に反省している。
日本国政府の対応や自衛隊派遣については賛否両論があるのは事実。結局、その議論においても平行線を辿っているのが次の点だと思う。
自衛隊派遣には疑問を持っている。逆に復興支援だからといって戦地にCivilianだけが送り込まれることにも疑問がある。
******************************
「望まれてるのか望まれてないのかわからない復興」と書かれた点について私も同じ意見を持っている。しかし、その言葉の主であるはずのイラク国民は、誰に何を望んでいるのだろう。
自衛隊には復興支援を望まず、NGOに望んでいるのだろうか?彼らも、私たちと同様に正しい情報が得られていない。
******************************
上記*印の中がポストしようと思った内容である。

自分自身、ポストできなかったことを反省しつつも、一つだけハッキリと述べたい。
「何人も不確実な内容を憶測で広めてはならない。」
特に、今回の様な出来事に対して、不確実な情報を基にして、「その家族や支援者に必要以上の苦痛を与える言動」は絶対に慎むべきである。
もし、それが狂言であったとしても、それはすべてが判明した時点で追及すれば済むことであり、不確な情報や憶測、風潮を基に煽るべきではないと考える。

Blogの様にマスメディア以上に「事実らしきこと」が伝わる媒体においては、「思うこと」と「発すること」の違いを意識する時期に来たと感じている。

Posted by: shima on 土. 4 10, 2004 1:26

劣化ウランの18歳今井君、極左グループ所属、父親は極左の教諭、母親は共産党系の看護士。
劣化ウランを調べるって、知識も機材も無しでどうやって調べるのよ。本当にやりたいなら大学なり研究施設などでそれなりの勉強をしてから行くべき。でないと今回のように単に税金むだずかいのお荷物になってしまう。

赤軍の女闘士、高遠さん、公安に目を付けられてた為、今回も政府は居所特定に手間取らなかったということらしい。
13歳で煙草、15歳で大麻だったとか。極左一家で育った彼女。気の毒な女性かもしれない。そんな人のほうが弱者の気持ちがわかるかも。でも今回の人質詐欺事件の首謀者だって、うわさも最初からありましたよね。

元自衛官の郡山さん。彼は本当の人質だったかも。
一部の人たちは彼ら三人のこと「人質一人となんちゃって二人(今井君と高遠さん)と呼んでいたとか。

でも無事でなりよりでした。おめでとう。

Posted by: 無茶ヒディン on 土. 4 10, 2004 1:26

小泉政権は「自衛隊の派遣は人道目的」といっていますがそれは嘘で、本当の目的はアメリカ軍への協力と戦場への派遣の実績作りです。
もちろん人道支援活動もしてはいますがそれはほとんどポーズで、その規模も、また費用対効果の点でもNGOに遠く及ばないものです。
その一方で自衛隊は占領軍の兵員を輸送しています。それは戦争に加担することに他ならずイラクの人々の反感を買うのも当然です。
人道目的での派遣だというなら兵員の輸送など戦争への協力は中止すべきでしょう。

今回の騒動は小泉政権の無能ぶりを露呈しました。
外交能力も情報収集能力もまるでないことが明らかになりました。
人質になっていた3人は日本政府によって救出されたのではありません。
自らの努力と家族や支援者それにイラクの人々の協力等により助かったのであり日本政府は解放後に迎えに行ったに過ぎません。
逆に3人の解放が遅れたのは小泉首相が暴言を吐いたからだとも言われています。

Posted by: ミーちゃん on 土. 4 10, 2004 1:26
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