IMの一番の特徴は「その人が今オンラインである」ということを知らせる、プレゼンス機能で、これによってメッセージの送受信が今可能であることを告知・承諾しているということは、やはり物理的な距離があるときにはかなりのメリットです。これにリアルタイムのメッセージ交換が加わって、さらに便利感は増します。
携帯電話でもこの機能はありませんよね(auの一部のIM対応機を除く)[modified 10/08, 10/8のエントリ を参照]。携帯版IMだけでなく、音声通話でもプレゼンス機能があればなあと良く思います。来週J-Phoneの人たちに会うので、話のネタにしてみよっと。
ICQはもっと以前からありましたが、爆発的にIMが使われ始めたAOLやMSN、Yahooでは、比較的簡単に、誰でも始められるようなインターフェースと機能を提供したことが意味あることだと思います。2002年の5月時点で、AOLで3100万人、MSNで2900万人、Yahoo 1900万人が利用しています。
ちなみに携帯版IMでは、WAP(Wireless Application Protocol)Forum で標準化を進めようという動きがありました。去年仕事の関係でWAPに参加した段階では、ワイヤレスでのIM標準化を進めるにあたって、まず各社のIMに対する見解と意見をまとめて、Charterを作る・・・というところで、標準化までは程遠い状況でしたが、今日の小さな感動をきっかけに、今どうなっているのか調べてみようかと思っています。
(そもそも携帯という小さなデバイスで、チャットするのが現実的かはわかりませんが・・・)
携帯でのメッセージ交換はSMS(Short Messaging Service)によるメールがもっとも多く、ほぼチャット感覚で使っている人もいるほどです。リアルタイムなメッセージ交換が必要なら電話もできます。ネット接続して、携帯対応の掲示板で大人数でコミュニケーションをとっている例もかなり多くなってきました。ここで果たしてIMの入り込む余地はあるのでしょうか。
最近では、ネットへのアクセス&メールは携帯だけとう人がとても多くなってきていると感じています。ネットへ「いつでもどこでもアクセスできる」ということはすでに当たり前で、どのデバイスからでも同じサービスが利用できるということがますます重要になってきていると思います。
でもそうなると どの標準規格に合わせるのかとか、標準規格作るのかとか、一苦労なんですよねー。 (しみじみ・・・)
現在メジャーのIM(AOL、MSN、Yahoo、ICQ) のすべてが使えるスーパーインスタントメッセンジャー Trillian の紹介記事です。
Rookie IM Service Challenging Major Players [PCWorld.com May 29,2002 English]
同じ頃にJoiから紹介メールが回っていたのを思い出します。 友人がばらばらのIMを使っているときなどには便利です。2002年5月時点で61万ユーザーが利用し、2月時点からは77%の利用増だそうです。